平和公園との比較
平和公園は「祈りの空間」だとおっしゃっていた被爆者の方がいた。確かにそうである。またある会合で、観光で平和公園を訪れる多くの人たちが歩いている平和公園の舗装された地面の下に、まだたくさんの骨があると感じていると述べられた方もいた。
墓地でもあり、祈りの場である平和公園に対して、市民球場跡地がどのような場所になればよいだろうか。跡地が、被爆地広島のもう一つの側面「復興と再生」を表す、未来へ向けた方向性をもった場所として機能することではないだろうか。
さらに、世界中の人々が「平和への表現行い、発信していくことのできる<場>」がそこに望まれている。
<平和公園のキーワード>
A)インプット(入力)
B)集約的
C)上から、国家的
D)丹下健三
E)対称軸
F)祈りの空間、慰霊
G)静、穏やか
H)被爆の事実の記録と保存(過去について)
I)原爆の悲惨さ残酷さを訴える
上記をふまえて、以下キーワードような、もう一つの側面の機能を持たせるべきと思われる。
<市民平和公園(球場跡地)のキーワード>
A)に対して アウトプット(出力)
B)に対して 被爆地全体をみる
C)に対して 下から、在野的、市民的、それぞれから
D)に対して 岡本太郎
E)に対して 網状(ネットワーク)
F)に対して 平和への表現と発信
G)に対して 動、活発、対話と交流
H)に対して 復興と再生
I)に対して 乗越えて未来へ
−広島が真の平和記念都市となることを願って−