広島市民球場跡地利用市民研究会ホームページ

施設概要

●「平和の壁」−第1の壁[図中A−1]

通称平和の軸の軸線上に位置する丘の上に、天に向かってそびえる1枚の壁が立っている。そこに、原爆ドームや平和公園を訪れた人々が、それらを見たり聞いたりして感じたこと、その時の気持ち、平和への願いや誓い、そして未来へのメッセージ(伝言)を書き込むことができる。また、4〜6ヶ月程度ごとにその面をデジカメで記録した後に白ペンキで消して、また書き込んでもらう。管理棟内の表現の壁データ検索所で、それまでに書かれた壁面を検索することができる。それぞれの表現は、デジタルデータとして永遠に保存される。また、隣接して「願いのすべり台」という長いすべり台があり、中腹にある花の門をくぐって下りることができる。それは、すべっている間に願い事をすると、その願いがかなうとされているすべり台。

壁に書かれる言葉、それらは様々な言語であってよく、国や宗教といった背景がちがうのだから、異なった意見や考え方があってよいのである。その時その瞬間の生きたメッセージとして。 例えば、修学旅行で訪れた学生が、20年後大人になって、この地をまた訪れる機会があったとする。彼は、検索をして見ることによって2012年の8月、壁の右下に刻んだ、あの時のあの気持ちに出会えることができる。そして、家族とともに、新たに今の気持ちを刻むかもしれない。 この壁は、メッセージや願いが、「天までとどけ」「世界中に飛んでいけ」という感じで、天に向かって開かれている。

●「哲学の壁」−第2の壁[図中B−1]

壁の西面は、世界中の人々とこれから生まれくる人々への、被爆者の方々(希望者)からのメッセージが陶板化されたものが、壁に埋め込まれている。それらは、メッセージであるということであれば、絵や写真でも可。また、彼らと学生数人が組んで製作することも有り。亡くなられた方で、親族の希望がある場合も、過去の文章や絵などでメッセージとすることも可能性としてある。 例えば写真としては、袋町国民学校「階段横に書かれた伝言板」の写真が考えられる。袋町国民学校「階段横に書かれた伝言板」。そこには、娘の安否を尋ねる母、自らも被爆しながらはぐれた教え子を捜し求め、状況を報告する教師、自分の娘の死を先生に伝えようとした父、校長先生の死を同僚の先生に伝える教師、学童疎開先から一時的に戻ってきた先生−教え子の家々が跡形もない惨状を目の当たりにし、疎開先に戻り、子供達にどう伝えたのだろうか。 壁の東面は、絵などで平和への表現をしたいと考えている人達の壁に直接自由に描ける場(「平和の壁」同様に記録する)と、貼ったり吊るしたりして展示できる場が併設している。例えば、平和を願う詩や俳句、写真、描いてきた絵などを、壁に展示することができる。 この壁の使い方は、様々な可能性があると思われ、運用上、柔軟で融通のきくものとする。

●「明日の神話」−第3の壁[図中B−2]岡本太郎の壁画「明日の神話」の複製が展示されている。陶板などの複製の資金を集める間は、市民数千人が、広島への誘致を願って原寸大のパズルを展示しておく。

岡本太郎からのメッセージ。

●折り鶴広場[図中B−3]

様々な人たちが展示したり、対話したり、作業することのできる広場。中央に、折り鶴の折り方が各国の言葉で説明されたパネルとサンプルが置いてあり、その周囲には椅子と机が置いてあり、人々が座って鶴を折ることができる。例えば、外国人観光客などに、ボランティアや一般の人たちが、折り方のアドバイスをして、交流しているような場所。それらによって、海外から訪れた人々と交流しているような場所。椅子と机がたくさん置いてある。多少周囲に、折り鶴を吊るするすことができるようになっている。

●TARO広場(表現の大地)/四面鳥居[図中B−4]

都市公園法第2条第2項第2号に掲げる公園施設の現代的な「日陰だな」の機能を有する建物で、照明機能など現代的な機能も一部付加されている。

被爆直後の写真に、倒壊せずに残っている鳥居が写っている。広島護国神社大鳥居。奇跡的にも、たった2本の足であの爆風に耐え、立ち続けた。この建物はその鳥居が4面寄り添って立っているイメージの建物である。その鳥居に敬意を表して。

前述の展示広場、願いの壁、《明日の神話》を覆う、屋根と4本柱からなる建造物で、イベントや演劇、コンサート、様々な表現、オープンな会議などを行う多目的空間で、雨でも行うことができる。高さ約16m、柱間約48mで、上部には照明やキャットウォークがあり、そこには、鳥ための巣箱が並んでいる。屋根上面は薄く土がのっており、芝生のような植物に覆われている。また、トップライトなどにより太陽の光を多くとり入れることができ、光ダクトや膜によって様々な光が入ってくる。森の中の木漏れ日のような感じになるように。そこは、360°緑に囲まれた空間。

●管理棟[F]

1階は、一部吹抜け空間となっており、インフォメーション機能と広島平和巡礼証明証の発行所、及び、以下のD−1,2がある。またそこでは、ちょっとした展示をも行うこともできる。その裏側には、倉庫と公共トイレがある。倉庫は、公園管理や展示・イベントで必要なものと、岡本太郎の壁画を管理、修復するための道具が置かれており、折り紙出張車もそこに格納されている。2階には、NPOと指定事業者のオフィスが設けられており、会議室もある。建物は、公設、公営。

●平和の壁データ検索所[D−1]

パソコンが置いてあり、それまでに「平和の壁」と「哲学の壁」東面に描かれた壁面を、検索して見ることができる。データは、永久保存される。

●折り紙ショップ[D−2]

折り紙を売っている店で、他に筆記用具、画材、ひも等が売られている。折り紙も、様々な柄のものが売られている。土日は、屋台のような折り紙出張車が折り紙広場まできて、様々な折り紙を売る。そこでは、岡本太郎の関連商品も販売されており、その収益を壁画の修復と保存にまわす。

●民営施設棟[E1、E2]

民設民営の施設(コンペにて選ぶ)。民間事業者が主体の建物で、主に来場者簿150万人に対する飲食物販施設が考えられる。E2では、広島各所の特産品販売や、広島の魅力的な産業の紹介展示がされている。E2の南側外壁は、球場の南側エントランス外壁が保存されている。

●三角スタジアム[K]

旧球場のライドスタンドとグランドの一部が残されている。

またライトスタンド内にある、ブルペンと津田プレートも保存され公開されている。ブルペンとなりのロッカールームは、カープ関係の資料が展示されている。有名選手の使った道具やサイン、手形などと、カープとファンの歩みのパネルなど。そこではその他に、市民球場の建設史を中心とした広島復興の歴史とカープ関係の資料の展示も行われている。

外のグランドでは、子供たちが、やわらかいボールで三角ベースができる。そこで、昔のビデオを、スクリーンに投影しながら、その外野スタンドで、昔を懐かしみながら応援するといった企画も可能。また、観客席に向かってのコンサートや演劇を行うこともできる(詳細は別紙参照)。

●外回廊:球場の南、電車通り側の外回廊が残されている。

●ホームベースとピッチャーマウンド:球場のホームベースとピッチャーマウンドが残されている。

●こども広場[M]:普通の遊具と、少し変わった遊具がおいてある子供のための広場。

●「ふわふわマウンテン」:白い膜の中に空気が入れられ、山のような形をした遊具。人が集うイメージとしての和。

●「くるくるリング」:リングがくるくると回る遊具。人のつながりや循環のイメージとしての環。

●駐輪場管理所:バススロープ下の駐輪場の北側の管理所が移設されている

●西錬兵場慰霊碑[L]

西錬兵場で被爆した方々のための慰霊碑(必要性は要検討)。それに隣接して、2種類の説明碑が設置されている。1つは、跡地が被爆前、西練兵場であり、広島が軍事都市であったことの説明が書かれたもの。もう一つは、絵碑のようなもの。

隣接して細長い池があり、夕方、ミニ灯篭流しができる。

第2期以降の主要な整備する施設概要――――――――――――――――――――

●とこしえの停留所B[J−2]

大きな水面中央にある島の上の停留所で、そこに、引退した被爆電車が永遠に停留している。中に入って運転席に座ることもできる。また、夜扉が閉められてからは、車内の白熱灯が灯され、公園内の野外照明として機能する。

1つは、被爆電車説明と女性運転士について書かれたもの。もう一つは、被爆直後の状況が示されている被爆者の描いた原爆の絵が陶板化されて碑となったもの(街かどに戻す会の指導のもと)。市民が作った被爆電車の絵本が置いてあっても面白い。

●川の駅「球場跡地」[J−4]

雁木タクシーが着く川の駅。その周辺は、川沿いの魅力のある空間として整備がされている。

●川辺のオープンカフェ[J−8]

民設民営のオープンカフェで、川沿いの魅力を引き出すような魅力のある店。2、3店程度。

●環境ステーション[M]

中央公園内に、道路に面して設けられている。水素自動車に水素を供給する水素ステーション。もう一つは、車のバイオディーゼル燃料として混合して使用するための、使用済み天ぷら油を回収するところ。市営、県営基町アパートなどの個人や、本通り界隈の店から集められる可能性がある。バイオディーゼル燃料を製造(精製)する市内の企業に回収してもらい、そこの運営費にあてる。その他、環境、エネルギーに関することを具体的に行うところ。

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